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ホンダ・カブの概要 | 目次へ |
1958年(昭和33年)のC100に始まるシリーズで、世界最多量産のオートバイならびに輸送用機器である。 高性能・高耐久性により、それ以前の日本市場に存在していた同クラス小型オートバイのみならず、簡易な補助エンジン自転車と上位クラスのスクーター[注 5]との双方を一挙に圧倒する大成功を収めた。搭載される空冷4ストロークエンジンの動弁機構をOHVからSOHCへ、燃料供給をキャブレターからインジェクションへの変更など機構改良は多岐にわたるが、2010年代に至るまで基本設計の多くが継承され、日本国内および国外で生産される。2011年(平成23年)には同社が小型二輪車の生産拠点海外移管を計画したことから、2012年(平成24年)のモデルチェンジで日本国内での生産終了を発表したもののアベノミクス効果による円安を受けて方針転換。2017年(平成29年)には、再び全モデルが同社熊本製作所での継続生産となった。 開発・製造の経緯[編集]1950年代中期に至ると初期の経営を支えた自転車後付け式のエンジンキットも同クラスの類似競合製品が増加し、前述したカブF型も安穏としていられる状況ではなくなりつつあった。 また戦後復興が進んだ日本のオートバイ市場でも簡易な自転車補助エンジンに不満を持つユーザーからは、富士重工業(現・SUBARU)製「ラビット」・中日本重工業(現・三菱重工業)製「シルバーピジョン」に代表される125cc - 250ccクラスの上級スクーターが、運転しやすさや性能面のゆとりにより支持されるようになっていた。 このような市場趨勢をマネジメントの見地から考慮した藤沢武夫は、カブF型の後継モデルとなり得る廉価な実用的小排気量オートバイの開発・製造販売を考えた。藤沢は「(商品として)カブのような自転車に取り付ける商品ではなく、50ccエンジンとボディぐるみのもの(完成車)が欲しい」と本田宗一郎に訴えたが、本田は技術を担う立場からの判断で当初は「(50cc完成車として)乗れる(性能の)ものは作れない」と一蹴していた[注 6]。 しかし藤沢は、1956年の欧州視察旅行往路旅客機中で50cc級完成車の件を再び本田に持ちかけた。本田も最初はうるさがっていたが、藤沢の熱心さにようやく関心を持ち始め、結果として道中でクライドラーやランブレッタなどの欧州製スクーター・モペッドなどを見かけると「これはどうだ」と藤沢に尋ねるようになった。問答を重ねるうち、本田は藤沢の求める商品性の高い新製品のイメージを膨らませるようになった。そのコンセプトからは、もはや従来のカブや欧州製モペッドのような自転車式ペダル[注 7]は排除されていた。 帰国後には本田の陣頭指揮により、新型モペッドの開発が開始された。特に耐久性の高い高回転4ストロークエンジンと変速を容易化するクラッチシステムの実用化には苦心を重ね、最終的に、50ccクラスながら既存上位排気量車にも比肩する出力を絞り出す高回転エンジンと、無段変速機付スクーターにこそ及ばないものの変速操作を容易にした自動遠心クラッチ式変速機とを揃って完成させた。 1957年末に本田から研究所へ呼び出された藤沢は、自転車取付式エンジンのような足漕ぎペダルを排除したスマートなモペッドの実物大模型とスペックを示された。藤沢はその場で「これなら3万台は売れる」と述べた。本田や開発陣は「年間でか?」と見積もりのスケールに感嘆したが、藤沢は「月間だ」と真意を補足し、一同をさらに驚嘆させた。当時の同社主力商品であるドリームとベンリィを合算した生産台数は、月産で6,000から7,000台。さらに日本全国の二輪車販売台数が2万台程度であったから、藤沢の見積もりが正しければ、競合メーカー同級車種を圧倒するばかりかオートバイ市場そのものが一挙に押し広げられることも意味した。 CA100スーパーカブC100輸出仕様トヨタ博物館所蔵車C100スーパーカブは1958年6月から生産開始、8月に発売された。若干の初期不良は見られたものの比較的短期間で生産・販売は軌道に乗り、生産台数は1958年度約2万4,000台、1959年度16万7,443台、1960年度56万4,365台を達成。月産30,000台体制を見込み多額の投資で新たに鈴鹿製作所を建設したが、当初の「過剰設備ではないか」との危惧も数年のうちに杞憂に終わりフル稼働することになった。 日本の小型オートバイ・スクーター市場は、1950年代の一時は大小数十のメーカーが群雄割拠の状態にあったが、スーパーカブの発売から数年で、中堅・零細のアッセンブリー・メーカーは市場から一掃された。生き残った大手・中堅メーカーも相次いで本モデルの類似モペッドを開発して追随し、可能性を高く評価した藤沢の予見は事実となった。 発売当時の画期的な試みとして、レッグシールドやカバー[注 8]などの直接応力のかからないパーツに大型プラスチック素材(ポリエステル)が使われ、軽量化や組み立て合理化に役立った[注 9]。 簡潔で軽量かつ堅牢な全体構造に、強力なエンジンと扱いやすい変速機を組み合わせた結果、生産から60年近く経つ最初期モデルであっても、充分に整備されていれば21世紀初頭の都市交通の流れに乗れ、また業務用に使用しても何ら支障の無いほど高水準の性能を得ている。その当初から、極めて完成度の高い工業製品となった。 車体[編集]太いパイプとプレス鋼板で構築されたフレームに、耐久性に富みしかも低燃費な排気量49ccの自然空冷式4ストローク単気筒エンジン[注 10]を水平に近い前傾80°シリンダーとして搭載。自動遠心式クラッチを組み合わせた常時噛合式3段変速機とフルカバードされたチェーンで後輪を駆動する。一部車種には4段変速機搭載車もあるが、いずれも変速方式はロータリー式[注 11]を採用する。なお自動遠心クラッチにより、ハンドレバーによる操作は不要のため日本の運転免許制度では、小型自動二輪車・普通自動二輪車・大型自動二輪車のオートマチック限定免許でも運転が可能である[注 12]。 フラットなステップフロアを持つスクーターほどではないが、婦人用自転車に近いほどに運転者前方のフレームを低く通してあるため、スカートを履いた女性でも容易に両足を渡して乗車できるようになっている。この構造だと、サドル前方のフレームに燃料タンクを取り付ける一般的オートバイのレイアウトは使えないが、低く下がったフレームの上に燃料タンクを配置し、これをそのままサドルを載せる土台にも利用する極めて合理的な配置で解決した[注 13]。 ウインカースイッチは一般的なオートバイと異なり、スロットルグリップがある右手側に、上下動作式のスイッチが装備された。 車体には、射出成形プラスチック製の大型レッグシールドが装備され、風防効果を得ている。さらにこのレッグシールドは、単独のシュラウド(冷却用外覆)や強制空冷ファンを持たない自然空冷エンジンを、両側から抱え込む配置であり、ヘッドが前方に傾斜してシリンダー部が走行風に相対しないエンジンに、冷却空気を誘導する役割も担う。なおかつレッグシールドのエンジン真上、運転者の足下両サイドには穴が開き、誘導された冷却風の熱気抜けを良くする配慮もなされている。 車輪は、前後とも17インチ径を採用した。それまでのオートバイは主に18インチもしくは16インチを採用しており、イレギュラーな規格ということで、開発当時はタイヤ製造メーカーから、製造を断られたこともあったが、性能から割り出されたこの車輪径は、一時ビジネスバイクのデファクトスタンダードにまでなった。ただし現在は、ライバル他車だけでなく、カブ一部車種で14インチも採用する。 全体に軽量化されているため、古い商店の玄関などで、外と土間の間に少々高い敷居があっても、自転車同様に、人手で乗り越えさせ、屋内に乗り込ませることが容易である。 また数度のモデルチェンジで、設計時の基本フォルムは保ちながらもデザインの微修正は実施されており、これによって、モデルイヤーを判別する基準にもなっている[注 14]。 動力系[編集]自動遠心クラッチとロータリー式変速機構を備えた構成は、本田宗一郎が示した「蕎麦屋の出前持ちが片手で運転できるようにせよ[注 15]」という条件に応え左手のクラッチレバーを廃した結果である。つま先の掻き上げ操作に適さない雪駄などの履物でも変速操作を可能とするため、シフトペダルにはかかと用の踏み返しが付けられた。この形式のシフトペダルは競合各社も追随採用し、その形状から日本市場で「シーソーペダル」と呼ばれるようになる。1960年(昭和35年)12月までの日本では50cc以下の原動機付自転車に運転免許が必要なかったことや、法規による交通規制が緩く、片手運転や雪駄履き運転も想定せざるを得なかった当時のおおらかさを物語るエピソードだが、独特の変速機構は結果として乗り易さに大きく寄与した。 エンジン[編集]シンプルな自然空冷式の4ストローク単気筒エンジンで実用優先なチューニングだが、8,000rpm以上の高回転を許容する設計から高耐久性ならびに経済性に優れ、定期的なオイル交換のみで長期使用に耐える。 50ccモデルの1958年製造開始時最高出力は4.3ps(≒3.16kW)で、当時における2ストローク同級排気量の競合車各車に比してほぼ2倍、既存の90-100ccモデルにすら比肩する突出した性能を誇った。その後の改良で1980年代前半には最高出力は5.5ps(≒4.05kW)まで向上したが、1980年代半ば以降は自主規制や環境対策から最高出力を落とし、開発の方向を馬力向上から実燃費向上へと転換した。厳しい排ガス規制の影響を受けて2007年9月のAA02E型では過去最低の3.4ps(≒2.5kW)まで落ち込むが、技術改良を進めることで2012年5月のAA04E型では3.7ps(≒2.7kW)と僅かなら上昇した。 前傾80°シリンダーを持つことから横型エンジンとも呼ばれ、バルブレイアウトと燃料供給機構以外に基本設計は当初から大きく変更されていない。内径x行程を変化させることによる排気量バリエーションを構成する。以下で現在までの大きな設計変更について解説する。 動弁機構当初はOHVであったが、1964年2月発売のC65(排気量63cc)でSOHCを初採用。以後は排気量ごとで順次SOHC化が実施され、主力の50ccモデルは1966年5月に変更。燃料供給装置2007年9月21日に平成18年度排気ガス規制へ適合させるマイナーチェンジでは、カスタムを含む50ccシリーズ全車でキャブレターからPGM-FI電子制御式燃料噴射装置へ変更を実施しシリーズ初採用となった。また同時にエキゾーストパイプ内に三元触媒を装着した。この結果エンジン型式がAA01EからAA02Eに変更されるとともにクランクケースの黒塗装化を実施した。内径x行程50ccモデルは、OHV時代が40.0x39.0(mm)、SOHC化後は39.0x41.4(mm)とされたが、2012年のAA04E型へのモデルチェンジで37.8x44.0(mm)へ変更。消音また排気量に対してマフラー容量を大きくし[注 16][注 17]、4ストロークエンジンと相まってオートバイとしてはエンジン騒音を特段に低下させた[注 18]。燃費非常に低燃費であることでも知られており、50ccモデル30km/h定地走行テストの過去最高値は1983年2月23日に発売された50スーパカスタムの180km/Lである。この数値は環境対策などから、キャブレター最終モデルのAA01E型では146km/L、それ以降のAA02E型では110 - 116km/Lに低下した。定地走行テスト値は燃費テスト用のベストな条件を整えた場合の非現実的な物で、実際の50ccモデル公道走行燃費は、法定30km/hを遵守した運転で60 - 90km/L、アクセル全開や高速での走行などラフな使い方で45 - 60km/L程である[注 21]。それでも内燃機関動力の陸上車両では特に燃費効率に優れる存在である。2013年より導入されたWMTCモード値では、50ccモデルが75.2km/L、110ccモデルが65.6km/Lとされる。 本田技研工業主催による低燃費競技会「Honda エコ マイレッジ チャレンジ」では、市販状態のスーパーカブ50がエントリーする市販車クラスで最高541.461km/L、カブのエンジンを元にした専用競技用車両では3,000km/Lを越える記録が樹立された。 耐久性[編集]開発当時の日本の道路は、国道であっても「酷道」と呼ばれる悪路が多く、過積載などの無茶な運転も横行しており、それらを考慮して設計製造が行われた。さらにはビジネスユースという点からも耐久性が重視されていることから、走行距離にして何十万キロ耐えられるのかは、本田技研工業でさえも「想像が付かない」との見解を下している。 「エンジンオイルの代わりに天ぷら油や灯油を詰めても走行する。新車から廃車までオイル交換がなされていない個体もある。」と伝えたテレビドキュメンタリー番組が存在する。開発陣の見解は「公式に実験や確認を行った訳ではないながらも恐らく事実である」としている[注 22]。これは各部が受ける熱や圧力が小さく、エンジンオイルへの負担が相対的に少ないという点に起因するものである。また冷間発進が多い出前に使われる車両よりも連続走行時間の長い郵便配達で使われる車両の方が寿命が長いという報告もある。 過去にディスカバリーチャンネルで耐久性を検証するテレビ番組が放映されたが、エンジンオイルの代わりにハンバーガーショップの使用済みフライヤー油脂[注 23]を使用し、山ほどのスイカやピザを積載し街中を走ってもトラブルを起こさず、あげく高層建築物の屋上から投げ捨てられた後もエンジンがかかりホイールは曲がったもののギアは入り(僅かだが)前進するなど、改めてタフネスぶりを証明した結果となった。 また本エンジンは、モンキー・ゴリラと共通する部品が多いこと、ベトナムやタイ王国ではカブが広く普及していること、海外生産パーツも豊富[注 24]なことから、部品を板金屋が自作する『各種チューニング』も多数実施されている。 日本でのユーザー層[編集]出前機装着車スーパーカブ90(交番用警察仕様)業務用途では、中華料理店や蕎麦店など飲食店の出前・商店の小口配達や配送・電力会社や銀行などの集金営業・近距離の巡回輸送・新聞販売店による一般家庭への配達など広範に用いられる。17インチ大径タイヤと耐久性を重視した構造が悪路にも耐えることから、農村を中心とした地方の高齢者にも愛用者は多く鍬や鎌を荷台にくくりつけて農作業の足代わりと使用されるケースも確認できる。 上述した出前用途では自転車用として開発された出前機が多数転用され大量に普及した副次効果も確認できるほか、郵便・新聞の配達業務では特化したバリエーションとしてMDシリーズやプレスカブも開発された。 納入先の要求による仕様変更にも対応しており、交番配備のパトロールバイクとして導入している警察仕様では、取り外して簡易盾としても使用できる透明ハンドル付きのウインドシールド・警棒収納ケース・書類を入れるスチール製ボックスなどを装備する。さらにかつては食糧庁(現・農林水産省食料産業局・生産局穀物課)納入の小豆色、電電公社(現・NTTグループ)納入の若竹色など専用塗装車が製造された。 個人用途では、市街地移動から耐久性と低燃費から長距離ツーリングやアドベンチャーランまで様々であるが、趣味的観点からドレスアップパーツやチューニングパーツで改造を楽しむ層もおり、海外製パーツも特にカブが普及しているタイ製などが輸入可能で日本国内に専門店もある。さらに近年の傾向として、市街地での駐車違反取締強化や石油価格高騰の影響により、スクーターを含めた原付一種・二種(小型自動二輪車)の所有使用者が増加する傾向があり、カブでも同様な現象が確認される。 また珍しい例としては鹿児島県立種子島中央高等学校が通学用バイクに指定している。 過去の販売車種[編集]スーパーカブC100スーパーカブ70輸出仕様スーパーカブ90カスタム輸出仕様排気量別に多数のモデルが製造された。本項では日本国内で販売されたモデルについて解説を行う。 スーパーカブC100 1958年8月発売の50ccOHVエンジン搭載モデル。スーパーカブC102 1960年4月発売。C100にセルフスターターモーターを装備したモデル。スーパーカブC105 1961年8月発売。上述したC100へ2人乗車可能とするためエンジン内径を42mmへ拡大し排気量を54ccへアップさせたモデル。スーパーカブCD105 1961年8月発売。上述したC105にセルフスターターモーターを装備したモデル。スーパーカブCM90 1964年10月発売。89ccSOHCエンジン搭載モデル。スーパーカブC65 1964年12月発売。C105からのモデルチェンジ車でSOHCエンジン搭載モデル。スーパーカブ50(型式:C50→AA01) 1966年5月に発売されたSOHCエンジン搭載モデル。1999年モデルから型式名をBA-AA01に変更。排出ガス規制に対応するため燃料供給装置をインジェクション化した2007年モデルから型式名をJBH-AA01に変更。2012年製造終了。スーパーカブ70(型式:C70) 1968年1月発売。スーパーカブ50用49ccエンジンをボアアップさせた72ccSOHCエンジンを搭載する。1998年12月に発売された1999年モデルを最後に製造終了。スーパーカブ90(型式:C90→HA02) 1968年12月発売。型式C90は89ccSOHCエンジンを搭載する。1980年3月のモデルチェンジで型式をHA02に変更。スーパーカブ50用49ccエンジンをボア・ストロークアップさせた85ccSOHCエンジンを搭載する。2008年製造終了。カブ100EX・スーパーカブ100 タイホンダマニュファクチュアリング社製輸入車。スーパーカブ90の85ccエンジンを97ccに排気量アップしたSOHCエンジンを搭載する。1988年・1989年モデルはカブ100EX(型式:HA05)。1993年・1995年モデルはスーパーカブ100(型式:HA06)。スーパーカブ110・スーパーカブ110PRO(型式:JA07) スーパーカブ110スーパーカブ110 PROメーターパネル90ccシリーズが自動車排出ガス規制に伴い2008年9月に生産終了となったことから、原付二種(小型自動二輪車)クラス後継車種の販売再開が熱望された。しかし90ccが日本国内のみの生産だったことや日本国外で生産されているシリーズ車種が100 - 125cc中心だったことから、後継車種の開発はスケールメリットの点から日本国外生産車両と仕様共通化させることになり設計開発されたのが本モデルである。このためエンジンおよびパーツの6割は日本国外シリーズ車種の生産中心地となっているタイから輸入されており、全体的な車体の組み立ては熊本製作所で行われ、以下の2車種が製造販売された。スーパーカブ1102009年6月19日発売。型式名EBJ-JA07。車体番号JA07-100****・110****・120****。車体はタイホンダマニュファクチュアリング社のドリームをベースにしたことから、国内仕様としては初となるパイプおよびピボットプレートの組み合わせによるフレームとフロントサスペンションにテレスコピック式を採用。外装はプラスチック部品を多用しながらもカブのイメージを最大限に残したデザインとした。エンジンもドリーム同様のウェーブと部品を共通化させた109ccエンジンを採用。最高出力は日本国内の規制に適合させた上で90ccより1.2ps(≒0.88kW)向上させた 8.2ps(≒6.03kW)をマーク。トランスミッションも同様に2段クラッチ方式の4段変速機を搭載し、変速方式は停止時のみロータリーとなる変則リターン式が採用された。またカブシリーズでは初採用となるマルチリフレクターヘッドライト・左側プッシュキャンセルウインカー・メインスイッチ一体型ハンドルロックなどが装備された。車体色は当初コスタブルーとアバグリーンの2色を設定。2010年2月18日にコルチナホワイトを、同年8月20日にプコブルーとバージンベージュを追加し計5色とされた。スーパーカブ110 PRO2009年10月16日発売。型式名は同じで車体番号はJA07-300****。新聞配達や宅配用途に特化させた1人乗り専用設計とされ以下の変更が行われた。フロントキャリアに大型バスケットとリアキャリヤを搭載。 ヘッドライトとフロントウインカーをフロントバスケット前面に移設。 前後ホイールサイズを14インチ化。 専用強化サスペンションを装着。 車体色はコスタブルーのみの設定。 また郵政仕様となるスーパーカブ110MDのベース車両[注 25]でもあり、装備品は一部を除き共通化された。小型二輪車生産拠点海外移管計画により2012年で生産終了。 JA07型スーパーカブ諸元車名スーパーカブ110スーパーカブ110 PRO型式EBJ-JA07全長 x 全幅 x 全高 (㎜)1810 x 715 x 10451845 x 715 x 1040ホイールベース1190㎜1205㎜最低地上高140㎜105㎜最小回転半径1800㎜1900㎜シート高735㎜車両重量93㎏104㎏乗車定員2人1人50㎞/h定地走行燃費[注 26]63.5㎞/ℓ66.2㎞/ℓエンジン型式JA07E構造空冷4ストロークSOHC単気筒総排気量109㏄内径 x 行程50.0㎜ x 55.6㎜圧縮比9.0最高出力8.2ps(6.0kw)/7,500rpm最大トルク0.86㎏・m(8.4N・m)/5,500rpm点火方式フルトランジスタ式バッテリー点火燃料供給電子式燃料噴射(PGM-FI)始動方式セルフ・キック併用潤滑方式圧送飛沫併用式燃料タンク容量4.3ℓクラッチ自動遠心変速方式リターン(停止時のみロータリー)トランスミッション常時噛合4段1速2.6152速1.5553速1.1364速0.9161次減速比4.058最終減速比2.4282.142フレーム形式バックボーン前サスペンションテレスコピック後サスペンションスイングアームキャスター26°50′27°20′トレール77.0㎜64.0㎜タイヤ(前)2.25-17 33ℓ70/100-14 M/C 37Pタイヤ(後)2.50-17 43ℓ80/100-14 M/C 49Pブレーキ(前・後)機械式リーディングトレーリング標準本体価格238,000円276,000円グレード[編集]C50・C70・C90では、装備品などの違いにより以下のグレードが設定された。 スタンダード ロータリー3段トランスミッションを搭載する最もオーソドックスなモデル。1980年モデルからは事故防止の観点から、走行中に3速からニュートラルにシフトチェンジを防止するドラムロックプレートがミッション内部に追加装備された。デラックス スタンダードの豪華版でメタリック塗装を採用。スーパーデラックス 1982年にスタンダードの上級仕様として発売された仕様。丸みを帯びたスタンダードと異なり、全般的に角ばったデザイン・角型ヘッドライト・大型スピードメーターを採用。燃料計はスピードメーター内に装備する[注 27]。スーパーカブ70(72cc)・スーパーカブ90(85cc)はセルスターター・キックスターター併設。セルスターター機構以外は電圧に6V・12Vの相違点はあるが、基本的にデラックスと同スペックのエンジンを搭載する。スーパーカブ50はセル・キック併用仕様とキックのみの2仕様が設定された。なお同モデルは4段トランスミッションのほか、エンジンもスタンダードと異なる最高出力5.5ps/9000rpmの4サイクルエコノパワーエンジンを搭載した。スーパーカスタム スーパーデラックスの名称を変更し1983年から販売された仕様[注 28]。50ccモデルはフロントサスペンションにアンチリフト機構を追加し、ギア比ならびに4サイクルエコノパワーエンジンの最高出力を5.0ps/8000rpmへ変更。カスタム スーパーカスタムの名称を変更し1986年から販売された仕様。50ccモデルはキックスターター仕様を廃止。セル・キック併用仕様のみとなり、スタンダードと同スペックの最高出力4.5ps/7000rpmエンジン搭載へ変更。ビジネス 1985年 - 1998年に50ccモデルのみで販売された。ミッション内のドラムロックプレートを排し、走行中に前シフトチェンジで3速からニュートラルにシフト変更可能にしたビジネス仕様。トランスミッション変速比はスタンダードと共通だが、スプロケットを変更し2次減速比をカスタムと同じ数値に変更。ストリート 2001年にスタンダードの1バリエーションとして追加されたモデルであるが、好評のため2002年からストリートとして正式に独立。2007年まで製造販売された。スタンダードの車体にリトルカブ用のカラフルなカラーリングやリヤキャリアを装備する。新聞配達用特化モデル[編集]以下の2モデルが製造販売された。 プレスカブ50ニュースカブ901971年3月15日に生産累計600万台達成記念として受注生産。反響の大きさから翌1972年に正式モデルとなった。 雨天・早朝でも視認性の高いイエローの専用車体色。 防水性バッグ・大型キャリアを標準装備。 電装を12V化しセルスターターを搭載。 ブレーキライニング材質・サイドスタンドを強化。 リヤウインカー移設 プレスカブ501988年2月25日発売。スタンダードとグリップヒーターを装備するデラックスの2グレードが製造された。スーパーカブ50と共通のマイナーチェンジを実施したため型式はC50→AA01。2012年に製造中止。 大容量フロントバスケット・大型リヤキャリヤを標準装備。 積載量に応じてハンドルトップ⇔フロントバスケット前に切換可能なヘッドライト。 サイドスタンド・スイングアーム・リヤサスペンションを強化。 リヤブレーキ径を130mmに大型化。 完全に停止しなくても3速→ニュートラルへのチェンジが可能なロータリー式3段トランスミッションを搭載。 リトルカブ[編集]リトルカブ2007年モデル1997年8月8日発売。型式名A-C50。おしゃれに乗りたい若者・女性ならびに年配の扱いやすさを求めていたセグメントを意識しつつ、シャリィ販売中止に伴う代替も考慮し開発された。 エンジンは排気量50ccのみとし、キック始動のみの3段トランスミッションモデルとセル・キック併用4段トランスミッションモデルの2車種を設定。標準車との相違点を以下に示す。 ホイール径を17インチから14インチに変更しシート高を30mm下げた。このため全長もやや短縮するなど車体がよりコンパクトになった結果、小回りの効きと扱いやすさの向上が図られた。 カラフルなカラーリングをラインナップ。 フレームはスーパーカブ50と同じであるが、装着するパーツは随所に丸みを持った独自の装飾デザインを採用。ハンドル周り・フロントフォーク・前後ウインカー・チェンジペダル・ブレーキペダル・ステップバー・サイドカバー・レッグシールド・フロントフェンダー・マフラー等は専用部品である。シートやリヤキャリアも車体に合わせて一回り小型化されているが、これらはスーパーカブ50と互換性があり相互で交換が可能である。 発売後は以下のマイナーチェンジを実施した。 1999年9月:1998年の排出ガス規制[注 29]に対応するためキャブレターセッティング変更・ブローバイガス還元装置の搭載を実施した1999年モデルに移行。型式名をBA-AA01に変更。 2007年10月:2007年の排出ガス規制[注 30]に対応するため燃料供給装置をインジェクション化した2007年モデルに移行。型式名をJBH-AA01に変更。 2012年5月には小型二輪車日本国外生産移管計画により一旦は生産終了となったが、方針の見直しにより同年9月から熊本製作所での生産を再開。また限定車として2008年にカブシリーズ誕生50周年記念モデルが、2013年に同55周年記念モデルが、2015年に形状立体商標登録記念モデルが発売された。しかし、2016年7月1日に施行された欧州Euro4とWMTCを参考とした規制値および区分の平成28年排出ガス規制をクリアすることが難しいことから、平成24年規制に基く継続生産車である本モデルは2017年8月31日をもって生産終了となった。 2012年モデル[編集]2011年に発表された一部二輪車の生産拠点海外移管計画により、2012年に50cc・110ccのモデルチェンジと中華人民共和国の新大洲本田摩托有限公司へ生産移管を同時にを実施したのが本モデルである。 ベースは2011年にタイで発表された ドリーム110i[注 31] で、以下の日本向けとされた仕様・特徴がある。 車体を50ccモデル・110ccモデルで共用化。 本来の2人乗りシートからシングルシート+リヤキャリアに変更。 尾灯およびテールウインカーのデザインを変更 メーターからギアポジションインジケーターを廃止しスピードスケールを変更。 この結果、型式は50ccモデルがJBH-AA04、110ccモデルがEBJ-JA10となり以下のスケジュールで発表・発売された。 スーパーカブ1102012年2月20日発表、同年3月16日発売。前モデルからは以下の変更を実施。 フレーム剛性の見直し。 ホイールベースを20mm延長。 エンジンを低中回転トルク重視の特性に変更。 車体色はスマートブルーメタリック・パールシルキーホワイト・パールバリュアブルブルー・バージンベージュ・パールプロキオンブラックの5色を設定。 スーパーカブ502012年5月17日発表、同月25日発売。110との差異は多少あるものの基本的には共用する同一車体である。このことから50ccモデルでは54年の歴史で初めて車体構造とエンジンの内径x行程が完全に刷新され、パイプ・ピボットによるバックボーンフレームやテレスコピック式フロントサスペンションの装備、セルフスターター・4段トランスミッションが標準搭載とされたが、車体は上位車種のものであることから車両重量は大幅に増加した。 スーパーカブ50プロ スーパーカブ110プロ2012年7月17日発表、同年9月15日発売。110ccモデルは先代JA07型のフルモデルチェンジ、50ccモデルはプレスカブからの発展的統合の位置づけとされた。 JA07型からは、サスペンションストロークのアップ・メーターケースに作業灯設置・フロントバスケットのフロントマウント化などの改良を実施。車体色はパールバリュアブルブルーのみの設定。 本モデルチェンジにより20,000円強 - 50,000円弱の販売価格引下げも実施されたが、2017年8月31日をもって上述したリトルカブならびに後述するクロスカブと同様の理由で生産終了。 クロスカブ[編集]クロスカブ2012年11月11日に「カフェカブ青山 2012」でCT110(ハンターカブ)の実質的後継としたコンセプトモデルとして初公開されたクロスオーバータイプである。 2013年5月22日発表・同年6月14日発売。2012年モデルをベースにしており、新大洲本田摩托有限公司による生産ならびに型式も共通のEBJ-JA10であるが、車体番号はJA10-400****に区分される。 2017年8月31日をもって上述したリトルカブならびに2012年モデルと同様の理由で生産終了。 派生車種[編集]車名もしくはペットネームにカブを含むモデルは以下の4種類が製造販売された。 スポーツカブ[編集]スポーツカブC110 1960年10月発売。C100のエンジンにハイカムシャフト化・圧縮比9.5・ハイコンプピストン・大型アルミ製シリンダーヘッド装着・サイドドラフトキャブレターならびにロングインテークマニホールド化・オイルラインの変更などのチューンを施工して最高出力4.3→5ps/9,500rpm・最大トルク0.33→0.39kg-m/8,000rpmへアップさせた上で新設計のフレーム・バーハンドル・マニュアルクラッチ・ギア比を見直した3速マニュアルトランスミッション・アップマフラー・大型セミダブルシート・ラバー付き6L燃料タンクを装着するスポーツモデル。1964年にマニュアルトランスミッションを4速へ変更するマイナーチェンジを実施。スポーツカブC110S 1961年8月発売。上述したスポーツカブC110へアップハンドル装着ならびにシングルシート+リヤキャリアを装着したモデル。スポーツカブC115 1961年10月発売。上述したスポーツカブC110へ2人乗車可能とするため54ccエンジンを搭載したモデル。スポーツカブCS90 1964年7月発売。新設計の89ccSOHCエンジンを搭載するスポーツカブC115からの実質的フルモデルチェンジ車。18インチホイール・前輪テレスコピックフォークを装着する。1965年にリヤキャリア・フルチェーンカバーを装着するCS90-2、さらに脱着式ピリオンシートを装備するCS90-3を追加するが、1966年のマイナーチェンジでベンリイCS90へ車名変更。スポーツカブCS65 1964年12月発売。C65同様のSOHCエンジン搭載。上述したCS90とは異なり前輪サスペンションはフルボトムリンク式となる。1966年のマイナーチェンジでベンリイCS65へ車名変更。スポーツカブCS50 1965年発売。上述したCS65の車体に搭載されるSOHCエンジンの内径を44→39mmへ縮小し排気量を49㏄へダウンさせたモデル。最高出力5.2ps/10,250rpm。1967年にベンリイSS50へのフルモデルチェンジを実施し生産終了。ハンターカブ[編集]詳細はホンダ・CT110を参照のこと。 ポートカブ[編集]詳細はホンダ・ポートカブを参照のこと。 カブラ[編集]連結子会社のホンダアクセス[注 32]が製造する純正オプションとなるカスタマイズパーツを装着するモデル。車名はサイドカバーの形状が野菜のカブに似ていることに由来する。 1993年4月20日にフロントマスコット・フロントエンブレム・オリジナルシート・レッグシールド・カブラサイドカバー・ミニキャリア・カブラマーク・専用デザインヘルメットなど全12アイテムを販売店装着オプションとして発売。 1995年の第31回東京モーターショーにCT110をイメージしたハンターカブラを参考出品し、後に市販。1999年の第33回東京モーターショーにはダート仕様にカスタマイズしたダートカブラを参考出品[注 33]。また1998年にはリトルカブ対応用のリトルカブラならびに車両込とするコンプリートモデルを限定車として販売を行うなどバリエーションを拡大した。 2000年代以降は、サードパーティ製パーツも豊富になったこと。ホンダアクセスがオートバイ用純正オプションパーツの製造販売から撤退したこともあり[注 34]、2012年の50㏄・110㏄モデル製造開始に伴い販売終了となった。 現行販売車種[編集]以下のモデルが製造販売される。 2018年モデル[編集]この項目や節には、販売予定の自動車(二輪車・トラック・バス車両・エンジン類を含む)の新型車等に関する記述があります。ウィキペディアは未来を予測する場でも宣伝サイトでもありません。Wikipedia:検証可能性に基づき、正確な記述を心がけ、メーカーが公式発表前の情報については記述を控えてください。また、特に重要と思われることについてはウィキニュースへの投稿も検討してください。2017年10月19日発表、同年11月10日発売。 上述した2012年モデルから平成28年自動車排出ガスに適合させたフルモデルチェンジ車である。モデルバリエーションは2012年モデルから継続で以下の4モデルを設定する。 スーパーカブ50(型式名:2BH-AA09) スーパーカブ110(型式名:2BJ-JA44) スーパーカブ50プロ(型式名:2BH-AA07) スーパーカブ110プロ(型式名:2BJ-JA42) 搭載されるエンジンは2012年モデルからキャリーオーバーのAA04E・JA10E型であるが、2012年モデルからは以下の仕様変更を実施した。 全モデル共通車体デザインを全面変更 生産拠点を熊本製作所へ移管 ヘッドライトをLED化 交換式オイルフィルターを追加 ドレンボルト部にスクリーンフィルターを配置 オイルレベルゲージを挿入ガイド部に設けた形状に変更 シートのウレタン素材と底板形状を最適化 110ccモデルドライブチェーンをサイズアップ プロのみエンジン停止時でもキーをオンすることで使用可能なポジションランプを搭載 車体色は以下の仕様とした。 スーパーカブ50 パールシャイニングイエロー バージンベージュ ムーンストーンシルバーメタリック タスマニアグリーンメタリック アーベインデニムブルーメタリック スーパーカブ110 グリントウェーブブルーメタリック クラシカルホワイト バージンベージュ タスマニアグリーンメタリック アーベインデニムブルーメタリック スーパーカブ50プロ/スーパーカブ110プロ セイシェルナイトブルー MDシリーズ[編集]MD90(上)スーパーカブ110MD(下)1972年8月に当時の郵政省(現・日本郵政)と共同開発した郵便配達用に特化させたバリエーションである。 MDはメイル デリバリーの略称・型式・バリエーション名であり、本田技研工業社内ではスーパーカブ デリバリー、日本郵便ではMD90 郵政機動車、一般的には郵便カブもしくは郵政カブとも呼ばれる。また車体色は専用の郵政レッドである。 集配および貯金保険業務用営業かばんの装着用にフックが着いたフロントキャリア・積載に対応する大型化リヤキャリやハイマウントタイプのヘッドライトとウインカー・バーハンドル・サスペンションならびにサイドスタンドの強化・狭小路での取り回しを考慮した前後14インチタイヤ・グリップヒーター(一部暖地向けは省略)・寒冷時始動性向上およびアイシング防止用キャブヒーターなどの特化装備が施される。 集配用・貯金保険用の区分も存在する。郵政民営化以後は郵便事業株式会社が集配業務、郵便局が貯金・保険に分割されたが、両者は制服・荷台箱の識別番号・社名ロゴで識別が可能である。 2008年には2011年から後継車両として電動スクーターEV-neoを製造販売する計画を発表。日本郵政も導入を検討していることが報道されたが、法規制や耐久性などの実用面をクリアする必要があり、当面は従来からの郵政仕様車を存続させる方針が採られた。 2016年12月には導入45周年記念のミニチュアモデル付記念切手を発売。 2017年には電動車両による配達に向けて充電ステーションを郵便局に設置するなどの実証実験を行うため日本郵便と本田技研工業が協業することで合意した。 注意点[編集]郵政との共同開発による特化仕様車のため、一般個人・法人への販売はされておらず新車での購入は不可能であるが、用途廃止となった放出中古車の入手は可能[注 35]であり、専門に取り扱う販売店も存在する。 また日本郵便では内規によりそのままの車体色で払い下げることを禁止している[要出典]ことから、廃棄時にはスプレーなどで赤色以外にペイントされる。払下げ後に郵政レッドの車体色へ復元しての登録や公道走行に法的規制は無いが[注 36]、郵便マーク(〒)を除去しない場合は刑法第166条(公記号偽造及び不正使用等)に抵触する。 遍歴[編集]MD採用前の1968年頃にC90Z「郵政省向特別車」が製造納入された。同車はC90一般仕様に以下の変更を実施したものである。 大型特製キャリアをフロント・リアに装備。 ヘッドライトをハンドル上部に移設。 車体色を赤に変更。 その後1971年にC90と輸出仕様のCT90をベースにテレスコピック式フロントサスペンション・アップハンドル・前後輪17インチタイヤ・フロント特製キャリヤ・リヤ大型キャリヤを装備した型式名MD90(K0)を生産開始。 続いて1972年に以下の変更を実施したMD90(K1)に移行した。 アップハンドル装着。 ステアリングステム上部メーター内蔵型ヘッドライト。 前後輪14インチ化。 前後キャリアを大型化。 サイドスタンドを強化。 フロントフェンダー・シートの形状変更。 集配用・貯金保険用の区分。 また、MD90に引き続き原付免許所持者でも乗れるMD50(K0)や70ccエンジンを搭載するMD70(K0)の生産が開始され、MDシリーズは50cc・70cc・90ccのラインナップとなった。以後の大きな変更を以下に示す。 1977年 フロントフェンダー・キャリアの形状変更。標準・寒冷地・沖縄の仕向け地別仕様の設定。1980年 スーパーカブがフレーム内蔵燃料タンクへ変更後も別体タンク旧フレームを継続。スーパーカブ90が85cc新設計エンジンに換装されるもMD90ではCS90をベースとした旧C90系のエンジンを継続。1987年 点火方式をCDI化・電装12V化・MFバッテリーの搭載。1998年 排気ガス規制対策を実施。2004年 MD70の製造終了。2007年 MD50の燃料供給をインジェクション化。2008年 MD90の製造終了。2009年 MD90のモデルチェンジ車としてスーパーカブ110PROをベースにしたスーパーカブ110MDの生産を開始。同車は共通設計のため型式はEBL-JA07となる。2011年 MD50・スーパーカブ110MDの製造終了。2012年 ベース車のスーパーカブモデルチェンジにより、50cc・110ccモデルの共通車体化を実施。郵政向け仕様は、一般向けPROをベースにしたスーパーカブ50MD・スーパーカブ110MDに移行。型式は一般向け同様のAA04型・JA10型であるが、MDシリーズのみ組立は中華人民共和国で行わずに引続き熊本製作所で行われる。 |
排気量クラス | 原動機付自転車 |
メーカー | 本田技研工業 |
車体型式 | JBH-AA01 |
エンジン | AA02E型 49cm3 空冷4ストロークSOHC単気筒 |
●目次「ホンダ・カブ」マスコミの報道「ホンダ・カブ」2ちゃんねるニュース 「ホンダ・カブ」の解説 「ホンダ・カブ」関連する書籍 |
マスコミの報道 | 目次へ |
●スーパーカブ世界で愛され1億台 デザイン変えず60年:朝日新聞デジタル |
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飲食店の出前などで親しまれているホンダの小型バイク「スーパーカブ」の生産台数が累計1億台に達した。1958(昭和33)年の発売から約60年。デザインをほとんど変えず、世界各地でも使われている。基本設… |
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●ホンダ スーパーカブ全面改良 日本で生産に : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ... |
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ホンダは19日、原動機付きバイク「スーパーカブ」を全面改良し、11月10日から発売すると発表した。今回のモデルチェンジを機に、生産拠点を中国から日本の熊本製作所に移管する。同シリーズは世界生産累計1億台を達成している。 |
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●スーパーカブ、再び国内製造 ホンダ、熊本で5年ぶり:経済:中日新聞 ... |
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ホンダは19日、二輪車「スーパーカブ」の製造を熊本製作所(熊本県大津町)で再開したと発表した。ホンダの二輪事業を代表する車種の生産が約5年ぶりに国内回帰した。主要製造業の国内生産拡大で、こうした流れが加速する可能性がある ... |
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●スーパーカブ、再び国内製造 ホンダ、熊本で5年ぶり : 京都新聞 |
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ホンダは19日、二輪車「スーパーカブ」の製造を熊本製作所(熊本県大津町)で再開したと発表した。ホンダの二輪事業を代表する車種の生産が約5年ぶりに国内回帰した。主要製造業の国内生産拡大で、こうした流れが加速する可能性がある ... |
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●ホンダ「スーパーカブ」5年ぶり国内生産再開 - 芸能社会 - SANSPO.COM ... |
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ホンダは19日、二輪車「スーパーカブ」の製造を熊本製作所(熊本県大津町)で再開したと発表した。ホンダの二輪事業を代表する車種の生産が約5年ぶりに国内回帰した。… |
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●スーパーカブ、再び国内製造 ホンダ、熊本で5年ぶり | 共同通信 ニュース ... |
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ホンダは19日、二輪車「スーパーカブ」の製造を熊本製作所(熊本県大津町)で再開したと発表した。ホンダの二輪事業を代表する車種の生産が約5年ぶりに国内回帰した。主要製造業の国内生産拡大で、こうした流れが加速する可能性がある ... |
●長崎新聞 全国・海外ニュース:スーパーカブ、再び国内製造 ホンダ、熊本で ... |
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ホンダは19日、二輪車「スーパーカブ」の製造を熊本製作所(熊本県大津町)で再開したと発表した。ホンダの二輪事業を代表する車種の生産が約5年ぶりに国内回帰した。主要製造業の国内生産拡大で、こうした流れが加速する可能性がある ... |
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●「カブ」熊本生産再開 ホンダ、累計1億台達成-熊本のニュース くまにちコム |
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熊本日日新聞社が取材した熊本のニュース。新聞紙面に ... カブ」熊本生産再開 ホンダ、累計1億台達成 2017年10月20日 ... ホンダは19日、ロングセラーの二輪車「スーパーカブ」の生産を中国から移管し、熊本製作所(大津町)で再開したと発表した。生産の ... |
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●東京新聞:ホンダ、カブを国内生産へ 円安で中国から日本回帰:経済 ... |
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ホンダが、ロングセラー二輪車「スーパーカブ」の生産を中国から熊本製作所(熊本県大津町)に戻すことが26日、分かった。コスト削減のため2012年から生産を中国に移していたが、当時と比べて為替が円安に推移していることを受け国内 ... |
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●初代スーパーカブから最新製品まで公開 ホンダがTRMで体験 ... - 下野新聞 |
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ホンダ社製のオートバイや汎用(はんよう)製品を集めた「二輪・パワープロダクツ体験会」が25日、茂木町桧山のツインリンクもてぎで開かれ、1958年発表の初代スーパーカブ「C100」など往年の名車のデモ走行が報道陣に公開された。 |
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●スーパーカブ、再び国内製造 ホンダ、熊本で5年ぶり【経済】- 徳島新聞社 |
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スーパーカブ、再び国内製造 ホンダ、熊本で5年ぶり ホンダは19日、二輪車「スーパーカブ」の製造を熊本製作所(熊本県大津町)で再開したと発表した。ホンダの二輪事業を代表する車種の生産が約5年ぶりに国内回帰した。主要製造業の ... |
●スーパーカブ、再び国内製造 ホンダ、熊本で5年ぶり|山形新聞 |
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ホンダは19日、二輪車「スーパーカブ」の製造を熊本製作所(熊本県大津町)で再開したと発表した。ホンダの二輪事業を代表する車種の生産が約5年ぶりに国内回帰した。主要製造業の国内生産拡大で、こうした流れが加速する可能性がある ... |
「ホンダ・カブ」2ちゃんねるニュース | 目次へ |
●スーパーカブ |
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ホンダは2017年10月19日(木)、オートバイの「スーパーカブ」シリーズ4種類をモデルチェンジし、生産拠点を中国から日本の熊本製作所に移管したうえで、11月10日(金)に発売すると発表しました。「スーパーカブ50」「スーパーカブ110」は、高 ... |
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●【ホンダ】「スーパーカブ」を国内(熊本)生産へ 円安で中国から日本回帰 |
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ホンダが、ロングセラー二輪車「スーパーカブ」の生産を中国から熊本製作所(熊本県大津町)に戻すことが26日、分かった。コスト削減のため2012年から生産を中国に移していたが、当時と比べて為替が円安に推移していることを受け国内回帰 ... |
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●【バイク】ホンダの「スーパーカブ」1億台生産達成で記念式典 |
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大手自動車メーカー「ホンダ」の創業者、本田宗一郎氏が開発を指揮し、およそ60年にわたって世界中で販売されているオートバイ「スーパーカブ」が今月、生産台数1億台を達成しました。これを記念してスーパーカブを生産している熊本県の ... |
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●【二輪】ホンダの新型「スーパーカブ」 11月発売 デザインを一新 生産拠点は ... |
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ホンダは2017年10月19日(木)、オートバイの「スーパーカブ」シリーズ4種類をモデルチェンジし、生産拠点を中国から日本の熊本製作所に移管したうえで、11月10日(金)に発売すると発表しました。「スーパーカブ50」「スーパーカブ110」は、高 ... |
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●【ホンダ】「スーパーカブ」を国内(熊本)生産へ 円安で中国から日本回帰 2 ... |
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ホンダが、ロングセラー二輪車「スーパーカブ」の生産を中国から熊本製作所(熊本県大津町)に戻すことが26日、分かった。コスト削減のため2012年から生産を中国に移していたが、当時と比べて為替が円安に推移していることを受け国内回帰 ... |
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●【経済】驚異の1億台 スーパーカブの秘密 国内ではピークの10分の1 世界 ... |
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驚異の1億台 スーパーカブの秘密. NHK 10月17日 20時45分 経済部記者 早川俊太郎 平成22年入局 横浜局、岐阜局、名古屋局をへて 現在 自動車業界を担当 ホンダのオートバイ「スーパーカブ」。そば屋の出前や郵便配達の、あの ... |
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●【横浜】ホンダのスーパーカブばかり90台盗んだか 50歳男逮捕 |
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神奈川県横浜市でオートバイなど16万円相当を盗んだとして、男が逮捕された。これまでにホンダのカブばかり90台あまりを盗んだ可能性があるという。窃盗の疑いで逮捕された神奈川県大和市の自称・コンサルタント業の泉水勇人容疑者(50) ... |
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●【栃木】初代スーパーカブから最新製品まで公開 ホンダがツインリンクもてぎ ... |
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ホンダ社製のオートバイや汎用(はんよう)製品を集めた「二輪・パワープロダクツ体験会」が25日、茂木町桧山のツインリンクもてぎで開かれ、1958年発表の初代スーパーカブ「C100」など往年の名車のデモ走行が報道陣に公開された。 |
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●【企業】世界最強ブランド「スーパーカブ」、未来形はEV…ホンダ |
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【東京モーターショー09】ホンダのEV Cub はもうちょっと未来・世界市場において最強のブランドイメージを誇るホンダの商品は、走っていない国は1か国もないと言われる原動機付き自転車『スーパーカブ』である。発売 51年目にあたる今年の ... |
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●【本田】スーパーカブ4万台改善対策 |
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ホンダの中国法人は9日、後輪に動力を伝えるシャフトに不具合があったとして、原付きバイク「スーパーカブ110 プロ」と日本郵政専用の同型バイクの2車種計4万565台(2012年6月~16年5月製造)について、リコール(回収・無償修理)に準じた改善対策を ... |
●【経済】ホンダの二輪車「スーパーカブ」、立体商標としての登録が決定 |
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ホンダは、二輪車「スーパーカブ」が「立体商標」として登録されることが決まったと発表した。乗り物としては、日本で初めてという。ホンダによると、スーパーカブの形状が、特許庁から「立体商標」として登録されることが決まった。* * FNN * *. |
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●【バイク】ホンダ、電動スーパーカブを初公開 初代のスタイリングをモチーフ ... |
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ついに『スーパーカブ』も電動化だ。ホンダブースに登場したコンセプトモデル『EV-Cub Concept』は、初代スーパーカブから続く「扱いやすく経済的な二輪車」という考えを継承した近距離移動用パーソナルコミューター。「環境にやさしく」「世界中 ... |
「ホンダ・カブ」関連する書籍 | 目次へ |
[実況]マーケティング教室 (グロービスMBA集中講義) "【47 ページの記述】"北米でバイクを売っていくにあたって、 T (ターゲティング)を変えることで当初の苦戦からの挽回を図ったホンダでしたが、売上拡大にともない、次第に大きな障壁にぶち当たることとなります。それは、スーパーカブが「バイクなのか」「バイクではない乗り物なのか」、 ...【書籍紹介】MBAマーケティングの基本から応用までを学べる。 .... 続きを読む |
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図解入門よくわかる最新バイクの基本と仕組み[第2版] (How‐nual Visual Guide Book) "【60 ページの記述】"お蓋麦屋さんの出前の方にも楽に運転できるバイク」を目指し、ホンダが 1958 年に発売したホンダ・スーパーカブは、自動遠心クラッチを採用し、クラッチ操作を省くことに成功。運転しやすいことに加え、低燃費や耐久性の高さが認められ、これまで延べ 160 カ国 ...【書籍紹介】オートバイのメカニズムを詳細・明快に知る・楽しむ!バイクの進化をビジュアルに解説! .... 続きを読む |
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No.2理論: 最も大切な成功法則 (能力開発の魔術師・西田文郎) ホンダを「世界のホンダ」に押し上げたのは、 1958 年に発売された排気量測 8 の小型オートバイ「スーパーカブ」でした。今でも郵便の集配や新聞配達、そば屋の出前などに用いられているのは、ほとんどこのバイクです。だから、皆さんもよく知っている「名車」 ...【書籍紹介】すべてのエグゼクティブ必読の一冊! 「伸びる会社」「伸びない会社」の違いはココにある! 著作累計100万部超! “能力開発の魔術師"西田文郎氏が明かす 「伸び続けるための組織論」 30年以上にわたる活動から導き出された組織運営の重大な経験則=№2理論、を詳らかにした意欲作。 何が組織の盛衰を決めるのか…… 社長が優秀なのに、潰れる会社がゴマンとあるのはなぜでしょうか。 .... 続きを読む |
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奇跡の軽自動車-ホンダはなぜナンバーワンになれたのか (PHPビジネス新書) 「N BOX」ヒットの法則/ホンダはなぜナンバーワンになれたのか 片山修. 「軽を本気でやるといえば ... ホンダという会社は、本田宗一郎がソバ屋の出前持ちが片手で運転できるようにというニーズを受け、スーパーカブをつくったんですね。いわば、これが、ホンダの ...【書籍紹介】快進撃を続ける「Nシリーズ」を生んだ、ホンダ命がけの改革とは――。 これまでになかった「軽」を、ホンダがつくった。 2012年度、軽自動車の車種別販売台数ランキングで堂々1位に輝いた「N BOX」。13年上半期もトップの座をキープしたこの車は、「安っぽい、単なる移動手段」という軽のイメージを一掃、最先端技術を搭載して機能性・安全性を備えた「クール」な軽だ。 この開発のためにホンダが行った、命がけの .... 続きを読む |
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プロスポーツクラブ経営戦略論 "【79 ページの記述】"るホンダの二輪車のアメリカ進出に関する分析を事例に挙げながら,倉機戦略について論じている。パスカル ... 元々スーパーカブは,アメリカにおけるホンダ社員の移動用として持ち込まれたものであり,商品として販売することは想定すらされていな力りたのである。 |
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新しいグローバルビジネスの教科書 (PHP新書) "【181 ページの記述】"ホンダと GE はリバースイノベーションの代名詞日本におけるリバースイノベーションの例を挙げよう。一九七○年代、世界の工場 ... 向けの予算が削減される。そこでホンダの現地社員は、スーパーカブを日本からアメリカに持ち込み、それを使って営業を始める。【書籍紹介】“持てる国が停滞し、持たざる国が発展しつつある”という今日の世界経済の流れのなかで、我々はグローバルビジネスをどう捉え、どう実践していけばよいのだろうか。 日本人の多くは誤解している。現代のグローバルビジネスは、もはや先進国のマルチナショナルなビジネス(≒多国籍企業)を意味するものではなく、従来は経済活動の主体となりえなかったBOP層(年間所得3,000ドル未満の途上国の低所得者層)をも含む、新 .... 続きを読む |
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時流の先へ 中部財界ものがたりII 2 スーパーカブ快進撃 毎晩深夜までスタイルを模索した。五七. 本田は五四年、一輪レースの世界最高峰、英国マン島 TT レースへの挑戦を宣言。新入社員だった久米は、いきなりエンジン設計を任された。だが、試作品は壊れてばかり。失敗を恐れて製図の手 ...【書籍紹介】中部地方で産声を上げ、困難を乗り越えて世界へ飛躍した企業は数多くあります。それら企業のトップは、ターニングポイントでどう動いたのか。時代を先取りした発想力で、挑戦し続けた果敢な姿を描きます。老舗企業のお家騒動、再編劇、オートバイ戦争、国鉄民営化からリニア開発まで、波乱の歴史の裏側に隠されていた真実とは。 【第1章】オートバイ三国志「ホンダ」「ヤマハ」「スズキ」 【第2章】切り開く食の世界「カゴメ .... 続きを読む |
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「ホンダ・カブ」の解説(wikipedia) | 目次へ |